2017年10月に開講した「女性社員向け リーダーシップ開発トレーニング１期」が2018年3月20日をもって終了しました。
（背景）
女性活躍推進を支援させて頂く中で、「組織リーダー候補となる女性の母数が少なく、一社単独で教育研修を実施するのは難しい」「女性リーダーのロールモデルも少なく、社内にも相談に適した相手が不在のため、女性社員のメンタルダウンや、離職等に繋がりかねない」とお困りの声を多くいただきました。そのような課題にお応えするため、女性社員を対象にした、複数社合同による研修を開催するに至りました。
（概要）
研修は半年間に渡り、月に１度、６日程に分けて実施されました。シングルプレイヤーからリーダーへのステップアップをご支援することを狙いとし、前半では、自己理解を深めることで、他者との違いを認識する。他者に与える影響力発揮のため、人間心理に関する知識のインプットを行いました。後半では、他者に対する効果的なコミュニケーションスキルについて学び、現場での実践とその振り返りを継続して行いました。また、相互コーチングの仕組みや、懇親会等により、参加者同士が横のネットワークを築くことが出来る工夫を行いました。
（１期スケジュール）
2017年
Day1:10月17日（火）自己理解と他者理解のはじめ＆キックオフ懇親会
Day2:11月14日（火）多様性を活かすリーダーの在り方
Day3:12月12日（火）自己基盤を築く
2018年
Day4:1月16日 （火）コーチングの枠組み
Day5:2月20日（火）効果的な関係性の構築
Day6:3月20日（火）成果を生み出す関与＆参加者の上司や人事担当者をゲストに迎え成果報告会＆懇親会
（対象）
・入社7~15年前後で、将来、管理職に登用される可能性の高い女性
・日常業務で、後輩や社内関連部署、取引先等と関わり、彼らの育成や指導等を効果的に行うことが必要となってきている女性
（参加企業※敬称略）
東急建設株式会社、南海辰村建設株式会社、三井不動産リアルティ株式会社
（参加者の声）
・ 上司から「変わったね」と言われたのが嬉しかったです。自分の強みを知って、自分らしさを意識的に活かすには、一人で抱え込まずに周りを巻き込めばいいんだと気づき、周囲の意見を聞くようになりました。後輩からは「言葉が受け取りやすくなった」と言われました。
・ やっぱりすべては自分次第なんだとわかりました。以前は感情的に反応して相手を責めることが多かったのですが、事実に即して物事を見定めることに取り組んで、自分が感情的になる原因を知ろうと考えるようになりました。
・ 傾聴・承認をこころがけたことで、部下の目標達成を効果的に支援できました。
・ このセミナーが始まったころ、ちょうど後輩指導を任されました。当初は嫌でしょうがなかった後輩指導でしたが、学んだことを活かしていくうちに手ごたえが感じられてきて、楽しくなってきました。今後も積極的に取り組みたいと思っています。
・ ワークに取り組んだり、仲間からフィードバックしてもらったりしたことで、過剰に自己否定していたことに気づき、自信を持てるようになりました。子育てをしながらでもきちんと働き続けられるんだということを自分の存在を通じて後輩たちに示していきたいです。
（参加者上司および人事ご担当者様の声）
・ 参加した本人たちから、他社からの参加者とともに学べたことで非常に刺激を受けたと聞いています。同じような立場の女性たちが会社という枠を超えて交流を深められた点が良かったです。今後も定期的に参加者同士会って、情報交換をして欲しいです。
・ 成果発表のプレゼンテーションで彼女たちが語ることが、体験に裏付けされた思いがこもっていて、非常に内容の濃いカリキュラムだったことがよく伝わってきました。本質的なことは、男性・女性、関係ないですね。こういう研修は、女性だけでなく男性の管理職にも受けさせたいと思いました。
・ 職場でも日ごろからよく話しているつもりでしたが、彼女の強みやリーダーシップを引き出し切れていなかったことに気づきました。彼女はすでに十分頑張っているのですが、もっとできるはずだと改めて感じました。こちらも更に意識して関わり、活躍を支援していきたいです。
・ 上司という仕事に何が大切なことなのか、自分自身が改めて思い返す時間になりました。日々の忙しさに紛れてついおろそかになってしまってるなぁと。もう一度基本に戻って、彼女たちを支援していこうと思います。彼女たちも、今からこうした軸を意識的に持つことで、力のあるロールモデルになっていってくれるだろうと期待できます。
当社では、今後も女性が活躍できる企業風土作りに向けた支援に取り組んで参ります。
【2018年10月開講リーダーシップ開発トレーニング２期について】
当社メールアドレス宛（seminar@chanceforone.jp）に、件名：リーダーシップ開発トレーニング申込、窓口ご担当者の所属会社名・部署・肩書・お名前・電話番号、ご希望のお申込み人数、を記載の上、連絡をお願いします。改めて、当社よりご連絡申し上げます。